福井県越前市南中山小5年生が田植えし、稲刈りした赤米を使ったスイーツが13日、同校の給食に登場した。児童が考案し、地元の洋菓子店の協力を得て作った赤米入りのクランチチョコレートで、子どもたちは「カリカリとしておいしい」と好評だった。
同市南中山地区では奈良時代に長屋王へ赤米を献上していたという伝承があり、同校5年生が毎年、赤米の田植えと稲刈りに取り組んでいる。収穫した米の一部は長屋王ゆかりの薬師寺(奈良県)に児童自ら奉納している。
今年は、収穫した赤米をおいしく味わおうと5年生19人がスイーツのアイデアを出し合い、「赤米プリン」や「スイートポテト」「クッキー」などを候補に挙げた。赤米の水田がある同市国中町の「くになかのケーキ屋さん」にスイーツの製作を依頼し、クランチチョコとパウンドケーキを仕上げた。
クランチチョコは油で揚げた赤米をチョコにまぶしたもの。ご飯を硬めに炊き、赤米が見た目に分かるようにホワイトチョコを使用したという。香ばしく、カリカリとした食感が特徴。
この日の給食では、10月に収穫した赤米ご飯のカレーライスのデザートとして、クランチチョコとパウンドケーキを全校児童が味わった。5年生の教室では子どもたちが、11月22日に薬師寺へ奉納した際のDVDを観賞しながら、おいしそうにほおばっていた。
同店は今後、赤米入りのクランチチョコを商品化するという。